コブクロ涙の初武道館公演 人気沸騰中のデュオ、コブクロが6日、全国ツアーを初の東京・日本武道館公演で締めくくり、秋のツアーで日本武道館3日間公演を行うことを発表した。大阪・堺の商店街で出会い、98年9月に結成。「せきをしたら血が出るほど歌った」という路上修業を経て、ここまで到達した遅咲きの花。満員の約1万人を前にヒット曲「桜」などを歌い上げたメーンボーカル黒田俊介(29)は涙をこらえられなかった。
夢だった舞台、日本武道館に初めて足を踏み入れた。黒田は「前夜に6回も目が覚めた」と打ち明け、武者震いした。だが、約1万人の手拍子に誘い込まれると、震えの止まった足でビートを刻み始めた。未発表曲「彼方へ」やヒット曲「桜」など19曲を歌い、ボーカル兼ギターの小渕健太郎(29)は「ついに来てしまいました、武道館! 全国の皆さんに感謝します」と叫んだ。ライブ中盤には、日本武道館3日間公演(10月31日、11月1、7日)の開催を宣言した。
大阪・堺の路上で出会った2人。路上ライブを重ねるうち、等身大の詞曲が口コミで広まり、熱烈な支持を集めた。インディーズ時代から大阪厚生年金会館芸術ホールなど主要ホールで公演し、01年3月にメジャーデビュー。1万人を収容する関西の聖地、大阪城ホールの舞台に何度も立った。だが、関東では芽が出なかった。過去最高はNHKホールの3000人だった。
転機は昨年。同年5月発売の日本テレビ系ドラマ「瑠璃の島」の主題歌「ここにしか咲かない花」や同11月の「桜」でブレーク。NHK紅白歌合戦にも初出場し、第5弾アルバム「NAMELESS WORLD」が初めて売り上げ100万枚を突破した。全国区に成長して乗り込んだ日本武道館公演。チケットは5分で完売した。
この日の曲間トークで黒田が観客の出身地を尋ねると、北海道から沖縄まで声が上がった。その後に「桜」を歌った黒田は涙を流して歌えなくなったが、ファンが代わりに歌い上げた。「恥ずかしい。もう嫌や」と黒田は後悔したが「秋にまた武道館に帰ってきます」と張り上げた声には達成感が満ちていた。
昨日のファイナル公演のことがいろんな新聞やニュース記事として載ってるみたいですね!
NAMELESS WORLDが100万枚突破かぁ、すっげぇなぁ。